■ 代表メッセージ
~食べる楽しみいつまでも~
2006年4月に東近江市能登川にて、高齢者施設向け食事としてグループ会社の施設から真空調理法による冷凍調理済惣菜の製造を始めました。
当初は1日400食程の製造でしたが現在では1日2000食超の製造数となりました。柔らかさ・塩分控えめ・骨なし魚など高齢者さまに喜んでいただける食事をモットーに全スタッフで取組んでまいりました。
次に咀嚼・嚥下力が低下され、元の形をつぶしたペースト食を喫食されている方には、目で楽しんでいただけるおいしい介護食の開発をしてきました。少しでも原形をリアルに再現するためにドイツ製“真空深絞り機”を設置し、品目も段階的に増やしてまいりました。
美味しそうに喫食されているご高齢者さまの笑顔をスタッフ全員が想像し、安心できる食品づくりに日々邁進しております。
■ 事業概要
・冷凍普通食(らくパック食・お気軽オーダー)の製造・販売
食材を真空パックにして、真空調理法で惣菜を製造しています。冷凍食品ですので長期保存(製造日から半年)が可能です。骨なしの魚や、細かくカットした葉物を使用し、塩分も控えめで食べやすさに配慮した商品です。
調理方法はパックのまま湯煎または解凍のみとなっております。
・冷凍介護食(すむーす食)の製造・販売
調理した食材をミキサーにかけて、型に流し込みリアルに再成型した介護食を製造しています。日本介護食協議会「ユニバーサルデザインフード」の認定を受けており、“舌でつぶせるやわらかさ”の区分を取得しています。
・倉庫業
商品の検品・荷受・在庫管理をして全国各地への発送(積込み作業)をしており、各荷主様から安心していただき商品管理業務を日々行っております。
■ 事業の特徴
真空調理法は食材と調味液を真空袋に入れて真空状態にした後、加熱調理する調理方法です。材料の風味や旨味を逃さず均一に味がしみこみ、おいしい味わいになります。
介護食(すむーす食)は“おいしさ”にこだわった95品目の種類があり、噛むことや飲み込むことが困難になった方にもいつまでも食事を楽しんでいただきたいという想いが込もっています。
■ 100周年のメッセージ
高齢者社会が急速に進んで行く時代を迎えております。特に入居されている方や在宅のご家族さまからも食事に関する色々なご要望が増えてきております。決して規模は大きくない工場ですが、より多くの人に満足していただけるように献立のバリエーションを増やし、個々にあった対応をしていきたいと考えています。
また、顧客さまからの信頼を高め、変化の速い社会に取り残されないように切磋琢磨し繁栄していくことを期待しております。